ガラスの靴トップページへガラスの靴アイテム一覧1個のガラスの靴~戻ったガラスの靴2個のガラスの靴~戻ったガラスの靴エッチングについてオプションのご案内台座 長方形プレートへミュージアムケース6ペンスコインと一緒にデコペン着せ替えお届けのかたち受付停止中アイテムコンフォートクックのガラスの靴ガラスの靴の考察贈り物に演出アイデアガラスの靴の可能性チームガラスの靴ネットショッピング!お客様からの手紙フォトギャラリーコンフォートクックについて臨時休業日お問い合わせはお気軽にウェディング会場とそのウェディング・プランナーの方々へコンフォートクックのブログご注文からお届けまで
  1. HOME
  2. ガラスの靴 リングピロー トップページ
  3. ガラスの靴 リングピロー作ったわけ

ガラスの靴は作られる


知ってて欲しいことがあるんです


ガラスの靴とシンデレラ物語

上の「世界でもっとも有名な靴・・世界でもっとも見かけない靴」「もしガラスで作られた靴があったら」という文は、2003年夏、最初にガラスの靴を正式に発表した時、どうお伝えしようかと考えたメッセージです。

シンデレラ物語、不思議にもプロットの似た物語は世界中にあります。約300年前、ペローはそうした物語を基に「シンデレラ」をまとめあげました。シンデレラが世界各地の大勢の方々を何世代にもわたり魅了してきたことは、もしかしたら世界各地に共通するDNAをもつ物語として、ペローが予定しておいた思惑(トリック)だったのかもしれません。(※ペローには法律を学んだ建築家という背景があります。) それでもシンデレラ物語がこれほどまでに愛されるのは、そこに「ガラスの靴」が”存在”するからです。

「ガラスの靴という存在」 たった1つの存在が、シンデレラを世界の人びとの特別な物語にしました。

2002年、ガラスの靴を制作するにあたり、ガラスの靴のことばかり思いつめていた時期、1年たって2003年夏、「ガラスの靴という存在」にある”特異点”を見つけました。その特異点を、「たぶん世界でもっとも有名な靴 & たぶん世界でもっとも見かけない靴」と、メッセージの言葉に託したのです。

誰も本物は見たことないけれど、心には「ガラスの靴」のイメージがあります。初めてシンデレラ物語に出会う幼い時、以来、心のどこかにガラスの靴という存在はしっかりと根を張って、いつのまにか”具体的”に心に存在します。不思議です。小さい時、ガラスの靴は「かたち」があまりなかったように記憶します。なぜか大人の今、かたちが具体性をもち、しかし”なんとなく”のままになっている、そんなイメージ、ございませんか?

心に根を張った「なんとなく具体的なまま」の”ガラスの靴の存在”と、重さのある現実のガラスで作ったこのガラスの靴とが出会い、手に、心に、印象が刻まれる時、こころは「なんとなく具体的」を越えていきます。その時、その先に、特異点:「世界でもっとも有名な靴」&「世界でもっとも見かけない靴」という 1点を出発地点として、お二人のオリジナルの想い出(物語)が書き上がっていくことを願っております。

11th February 2006 from H.i.!



上のメッセージは、5年前の冬に書いたもの

「ガラスの靴」を実際に手にされた“その瞬間”を特異点として、あなたの心に、新しい物語が書き上がっていく・・ これは、コンフォートクックが夢みる世界です。
コンフォートクックは、こんなことを想いながら、「ガラスの靴」を作り続けております。


今、“Being Digital” あらゆる日常の体験が、デジタル化の恩恵をうけています。
いよいよ「本」も、電子書籍化がすすみます。初めて手にした本の表紙をひらき、ページをくる瞬間、どんな世界に連れていかれるのかワクワクする、その知的冒険は、「電子書籍」になっても変わらず得られる「書籍の本義」。

一方で「書籍の本義」ではないけれど、電子書籍は、その便利さと引き換えに、“本
を所有する”実感が乏しくなります。・・・段ボール箱にしまっておいた、かつて読んだ日焼けした文庫本を、再び手に取り、粉っぽいホコリをぱたぱたと払い、20年ぶりにトルストイ「光あるうちに光の中を歩め」を読み始める、その本をそうしておいたことを“罪”にも感じながら・・ これは本を“所有する”ことがひき起こす“昔の私との出会い”という予期せぬ喜び。

その喜びは、電子書籍には果たせぬ機能、ずっとそれはOFFだけれども、いつでもど
こでも読める便利さは「書籍の本義」を裸にし、新しい喜びをもたらします。“所有”物を増やしていくことの“喜び”は、もはや過去の「時代の習慣」にすぎず、“ポスト所有”の新しい喜びの世界がはじまっています。

それなのに「ガラスの靴」をつくり、“モノを所有”していただくことをコンフォートクックは、すすめております。どうして・・

それは、「所有」の「物量」が輝かしかった時代から変遷し、未来の「ポスト所有」の世界で輝くのは、“生きること”と信じるからです。そして、“生きること”が輝く時代には、その“生”に寄り添うように、一生そこにある小物を“所有する”という「決め事」が、“美しく”“魔法”のようであると思えるからです。

そんな魔法を起こしてほしい「ガラスの靴」に、コンフォートクックはいくつかの流儀を決めております。一度まとめておこうと思いながら、なかなかきっかけがなく、サイト更新というこの機会に、読んでいただけるよう、ここにまとめました。
コンフォートクックの流儀:その第一に求めるのは、「ガラス」だからこそ少しでも「安全であること」をアップすること。だから、コンフォートクックにはできないこともあります。ごめんなさい。

使用時を考えて、コンフォートクックの「ガラスの靴」は、クッション材を使わず、梱包できる仕組みをもっています。挙式では、赤いリボンを解き、上側の白い箱カバーを持ち上げれば、裸の「ガラスの靴」が登場し、しまうときは、どこかに置いたクッション材を探して包むという作業の手間をかけることなく、上側の白い箱カバーをかぶせてリボンで閉じれば、梱包は完了する。ウェディングのあわただしい日も安心です。そして、もっと一層、もっと、もっと、もっと安心して飾っていただける毎日を考えて、ミュージアム・ケースを作りました。

他方、どうしても、できないことがあります。毎年、コンフォートクックには、履けるガラスの靴を作ってほしいというご要望が何度となく求められますが、コンフォートクックは、それを作ることができません。コンフォートクックは、履けるガラスの靴、履ける可能性を残すガラスの靴は、制作しません。毎年、繰り返し何度もそうしたご要望がありますが、コンフォートクックは、そのご要望に応えられそうにありません。ごめんなさい。未来に、神様の采配で、あなたは女の子を授かるかもしれない。その子は、いつか、シンデレラ物語を知り、ワクワクするだろう。迷い込んだ「クローゼット」に「履ける(可能性を残す)ガラスの靴」を見つけた時、それを試さないでいられるだろうか。もちろん試しても、おそらく何も起きないだろう。だけど、コンフォートクックは、「まさか」を考えること自体がイヤなのだ。こうした感情も、ただ私が「まさか!自分が大病に?」という経験を相次いで2度もすることになったために起きる「過剰反応」であり、ひどい「杞憂」なのだと、そう「杞憂」とそう思っても、でも、今の私には、作れそうにないのです。ごめんなさい。

コンフォートクックは、“ガラスの靴”をめぐる「魔法」を信じていきたい。その「魔法」を大事に育てていきたい。

ポスト所有の時代に、あなたがこのガラスの靴を“所有する”こと。そのことが20年後になって、あなたの“昔のあなた自身に出会う”ことになったなら、コンフォートクックの仕事は大成功です。もし神様がいて私たちを許してくださるなら、コンフォートクックはそうした「ガラスの靴」を作り続けていきたい。「本」がもたらした“昔の私との出会い”という予期せぬ出来事が素晴らしく感じられたような、そうした瞬間が「ガラスの靴」をとおして、未来のあなたに生まれたなら、私たちは最高の仕事ができた、私たちは大成功だったと思えるでしょう。


知っててほしい..こと。


1st February 2011 伊藤広道